(CX5)
妙義からの下りはとりあえず走る。
走る。
積雪が堪える、とても苦痛だ。
どうやら疲れがたまってきた。
トータルで30㎞は歩かなければ家には帰れない。
つまりはこんな所で音を上げるわけにはいかない。
雪山よりは楽だけど、距離がある、平均速度が違う。
雪と言えば蝋梅も納めておかねば。
フラッシュを弱設定で焚く。
発色が少々下品になる。
本当はもっとまろやかな色なんだよね。
そうそう、紅梅も花開いて来ていた。
春は着実に近づいて来ている。
鈴生りのキンカン。
キンカンもこのままにしておくとスカスカになってしまう。
キンカンは嫌いじゃない。
果物の中じゃたまに食べたいと思う部類だ。
舌がピリピリするけどね。
うわぁ
なんだかすごいな。
私はこの道を見て巨大な動物を連想した。
ゲームに出てきそうなポリゴンチックな獣を連想した。
峠を登りきるとそこは地面と空の境界が混ざり合っている場所だった。
存在感と現実感を引き受けるのは道路標識。
峠では乗用車が立ち往生。
スタットレスタイヤでも登れなかったらしい。
おばさんが社外に出て私に言う。
「軽トラックが登れたのに」と
なんだか手伝ってほしそう。
私「軽トラックは四輪駆動もあるし車重も軽いから悪路には乗用車より強いですよ。」
私「一旦平坦な所まで降りて車速を付けて再度トライしてみれば?」
私「それよりも車の通りが多い幹線道路まで行く事をお勧めしますけど?」
などと言って手は貸さないw
何故かって?
そりゃこんな所で時間をロスすれば暗くなってしまうから。
ほらね。
電信柱が唯一の目印。
気を付けないと側溝にはまって大怪我をしそうだ。
遠くに見えた車と人影はどうやら見間違えみたいだった。
近づくと何もない。
遠くが見えるのは苦痛だ。
風景画変わらないのに体力は減っていく。
砂漠とかどんだけ拷問なんだよって考えながら歩く。
そしてやっと磯部温泉に到着。
さて恵みの湯に寄って帰るか。
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恵みの湯に行くと、今日は大雪の為6時で閉館。
厨房は5時でオーダーストップ。
現在4時45分。(頑張って走り歩いた。)
温泉から出て他の店で夕食にするかなと考えた。
だけど温泉を出ても食欲がわかない。
家で自炊で夕食にする事にする。
歩きながら何にするか考える。
スパゲッティにしよう!
ミートソースで野菜は白菜w、しゃきしゃき感がおいしいしw
スパイスとして自家製の唐辛子の酢漬けも何本か投入だ。
そうだウインナーも入れよう。
オリーブオイルは大目にしてウインナーを最初にパリパリになるように焼いてから、白菜を投入。
白菜は炒めすぎないように、パリパリ感が残るようにして、そこに茹でたスパゲティを入れる。
ここで強火から中火に変えてスパゲティがフライパンに焦げ付かないように注意して。
そして最後にミートソースを入れて完成だ。
何て事を考えながら帰路に着く。
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