(CX5)
数十メータ先に白とグレーの動物を発見。
後ろ姿ながらあれは間違いなく銀狐だ。
狐は私と違い「ぽんぽん」と軽やかに森を抜けて行く。
ふさふさしてて、なかなか綺麗な動物だ。
初めて見たよ銀狐。
本州に生息する狐はホンドギツネだそうで。
ホンドギツネの色は黄土色いわゆるキツネ色。
だから銀狐という種類は本土にはいないそうな。
じゃあ私が見たのは何のかって言うとどうやらそういう色もいないことは無いとか。
後ろ姿はこんな感じで数秒見えた。
実際は後ろから煽りで見た感じだけど分りづらいので頭の中でカメラを右45度上に振ってみる。
いつかは正面から見てみたいと思っているけど警戒心が強くて姿を見せない動物だ。
キツネはなんだか可愛いので好きだ。
凄いへろへなんですけど。
立ち止まると太腿の筋肉がぎゅーって萎縮してすごく痛い。
何度も経験している痛みだから結構慣れっこだけど、行けるかいけないかは別。
最悪遭難してもこの山だったら100%死なない自信はある。
携帯繋がるし、町の山だしすぐ登れるし。
さて、ここから先は道はほとんど見えない。(全く見えないの方が正しいかも)
雪に埋もれてね。
ひーキツイ、きつすぎる。
ついに積雪は膝から上、吹き溜まりに入ると腰を超える。
その上下がどうなっているのか分らないからつまづいたり、ずぼってなってこける。
何度手をついたことか。
ちょっとした尾根筋に出た。
少し助かった。
所でずいぶんと前から引き返したかった。
「山頂まで出てもどうせ天気が悪いから何も見えないよ」とか「もういいよ引き返しちゃいなよw」とかね。
人間本当に苦しいと心の声が本当に聞こえるんだよ。
何度も心の声と葛藤している私が言うのだから間違いないw
0 件のコメント:
コメントを投稿