(CX5)
いつもは通り過ぎる小さなため池があるのだけど、時間もあるので少し寄ってみる。
ため池は盛り土とコンクリートで囲われた味気のない物だし、柵がされており立ち入り禁止だ。
ため池の脇にはお堂がありベンチとブランコが設置されている。
ベンチは久しく人の座った気配もなく草に埋もれ半分朽ちている。
ブランコはと言うとやはり立ち入った様子もなく辺りは柔らかい草が生え放題だ。
ここは山の斜面に隣接しているので、日照時間が短く草もそれほど伸びないようだ。
夏が終わると成虫として一週間の寿命を終えた蝉の亡骸が落ちているの見る。
このじめじめした場所では蝉の亡骸も白い黴もしくは菌類に覆われていく。
今頃は冬虫夏草が伸びているかもしれないね。
ため池は味もそっけもないのだけれど、その横にあるレンコン畑には蓮根のたねとかガマの穂ととかが茂っている。
だけど茂り放題だから蓮根は収穫してないのかなあ。
そもそも蓮根の収穫時期とか知らないし。
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