2014年6月15日日曜日

5/10 なんとか死ななかった

(CX5)

尾根筋を下山してきたのだが、とうとう尾根筋は歩ける状態ではなくなる。

先人のルートを参考にすると、どうやら左の沢に下りている。
ここは私のリサーチ不足だった。

社山までは注意深く調べていたのだが、肝心の下山ルートがおろそかになってしまった。

そして左の沢に向かってこの急斜面を下る事にする。
なにせ時刻も4時近い。

日が暮れると更に下山の危険性が増すからだ。

この斜面砂と浮石で出来ている45度はある急斜面だ。
木々を頼りに下山しなければ恐ろしくて下れない。

私は二回大きく滑り、一度は木から手が離れてあわや滑落しそうになる。

そして1mほど下の木で止まることが出来た。

二名で下山しているので落石には要注意。

ルートが重なる場合は安全が確保できるまで上の人間は動いてはいけない。
何回も「落!」と合図を送る。


なんとか尾根筋から下山完了してホッと一息。

「死ななくて良かったー」と自然に口に出る。
妙義山の600倍ほど危険だった。

標高差200mほどを1時間もかかった。
下山中は連続する緊張感と見えない出口でビリビリする。


あと300mほど下らなければ駐車場にはつかない。

普通の林道なので危険性は少ないけど距離はある。

結構暗くなってくる。


日が沈む前になんとか戻ってくることが出来た。

いやあー下山ルートは笑ってしまうほど危険なルートだったwwwww


これは登山中に死んでいた鹿。

まだ寒いからか虫は湧いていなかった。
最初は全て写真に収めていたのだが、あまりにも多かったので途中から撮るのをやめてしまった。

やはり鹿の個体数が多すぎるの原因だろうね。



今回のルートはこんな感じで大平山から黒檜岳、そして社山と三山を縦走して下山。

30㎞12時間の山行だった。

最後は恐怖の急斜面、残った脚力を使い切っての下山だった。

これは他の人にはお勧めできないなあ。
危険すぎる。
体力が無い人は絶対に遭難します。
間違いなく遭難します。


しかし、大平山までのコースは安全だからお勧めだよ。

アドベンチャーな登山は刺激的で面白い。
また是非チャレンジしてみよう!


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