滑落危険な場所を出ると、途端に視界が開ける。
すると強風に煽られる。
そして帽子が飛ばされてしまう。
仕方がないので荷物を置いてピッケルを持って斜面を下る。
雪面を蹴って足場を確保しながら数メーター降下して引っ掛かった帽子を取りに行く。
帽子を拾った後はピッケルを使って登っていく。
降りた場所はそれほど難しくない場所だけど、そこから落ちるととても危ない場所だ。
そんなアクシデントを乗り越えて第一のピーク中倉山へと到着する。
素晴らしいパノラマが広がっているのでテンションが上がる。
まだ「奇跡の一本ブナ」を見ていないのでスタスタと先行する。
相変わらず風は強いし、雲が出てきた。
見つけた!!
これが「奇跡の一本ブナ」だ。
一応説明しておくと松木渓谷の木々は足尾銅山の製錬所のから出る亜硫酸ガスにより全滅した。
そんな中このブナの木だけが煙害に耐えて生きのこったんだ。
だから奇跡と呼ばれている。
風が強くて風上に向かうと息が出来ない。
とりあえずそんな感じの-5度だ。
大平山がいいね。
このブナ木は今回のハイライトでもある。
まあこの先は危険すぎて二の足を踏むって感じだし、ここは飯でも食べて考えるかって感じだ。
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