(CX5)
実家から電話があった。
電話は叔父が病で倒れたと言う内容だった。
なので取り急ぎ見舞いへ行く事にする。
品川から朝早く新幹線で京都へと向かう。
仕事の都合がつかないので日帰りでの旅程だ。
情けないことに久しぶりの新幹線に酔う。
携帯の画面を見ていて酔う。
仕方がないので暫く目を閉じて落ち着くまで仮眠を取る。
新幹線に酔うとは思いもしなかった。
弱くなったものだ。
品川から京都までは酔ったりしているうちにほどなく到着する。
叔父の家は黄檗駅に近い。
いや、駅としては黄檗より近い駅はある。
しかしながら乗り換えを考慮すると近いのは黄檗だ。
奈良線の線路は駅の発展とは関係なく何十年と変わらない。
久しぶりに乗車する奈良線は乗客の7割は外国人だ。
そして稲荷駅で降りる。
伏見稲荷の人気は絶大。
お昼近くまで叔父の家で見舞いをする。
随分とスリムになった叔父と障りのないよう話をし、健常な叔母とも話を交わす。
床に臥せる辛さを紛らわせられるようにと、始終笑顔で対応するように努める。
出来たかなあ。
看病で疲れた叔母に気を使わせないために昼前に退散。
お見舞いにはお弁当と甘い物等をを持って行った。
お弁当は看病で疲れた叔母の為に。
お昼前に退散したのは私の為に余計に疲れてほしくなかったので。
叔父も叔母も私がお見舞いに行ったのを迷惑に思ってなければ有難いのだが。
お見舞いを終えて昼食を黄檗の定食屋で摂り、伏見稲荷へと向かう。
歩きで宇治平等院という選択肢もあったのだが、平等院は現在改修中。
そしてなにより宇治周辺は嫌と言うほど知っている。
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