2011年2月6日日曜日

え・

(CX1)
「はあはあはあ」
さっきから足がもつれそうになって倒れるのを必死にこらえている。
だが、死んでも立ち止れない。


あれは少し前の事だった。
先の茂みの先で「がっつがっつ!」って音がしたんだ。
何かただならぬ雰囲気を感じつつ茂みの先を覗き見ると・・・・・・・。

「ばっつ!」と音がしそうなほどの視線が。
そして男と目が合ってしまった。

すかさず男は「ヒュイーィィ」と悲鳴とも怒号とも聞き取れる奇声を上げながら持っていたスコップを振りかざし迫る。


驚愕のワンシーンに足がもつれる。
「わぁぁぁぁーー」

すんでの所で持ちこらえて落ち葉をがさがさと蹴散らしながら夢中で逃げる。




「はあはあはあはあ・・・・うっ げほげほげほっ」

油断はできない。
だが、男が追ってくる気配はもうない。

あの男は何をしていたのか、そばにあったあの黒いビニールに覆われた物体はなんだったのか。
おぞましい結末を想像してしまう。

「はっ!」

しまった!

バッと振り向くと、


ぎょろりと目の玉をむいた男の顔がスコップ越しに・・・・・・・・。


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いや、途中はずーっと同じような風景でつまらないので写真に文章を付けてみただけです。


この流れから行ったら多分この人埋められてしまうんだろうな。
だけど満塁逆転ホームラン的な展開も面白いよね。



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