森の中を進んでいく。
「ばっ」
前を歩いてたTさんが手で遮る。
「気が付いていない」
Tさんは低い声で呟く。
よほど腹をすかしているのだろう。
狂暴なその口を大きく広げ辺りに獲物がいないかぐりぐりと探っている。
Tさんは懐からお札を取出した。
そして何やらつぶやきながらお札をなにやら判らない者にかざす。
「はっ!!」どひゃぅっ、なにやら閃光がひらめいた。
跡形もなくモンスターは霧散してしまった。
「Tさん!!」
寺生まれってすごいと思った。
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