2013年3月14日木曜日

3/2 中山道冬 共存関係

(CX5)

遠くに湖面が完全凍結している霧積湖が見える。

今年の体調は万全だ。

これはより厳しい雪山登山をこなしてきた結果とも言えるだろう。

しかし先は長く、あくまでも今現在の感想であることも確かだ。

この感情は今まででも経験してきた。

最後に残った疲労のみが真実の感想だと分っているから。


冬でも生暖かい風が吹いている風穴。

もちろん湿気も含んでいる。

手をかざすと暖かい。

なんだかここでいつも連想するのがおやじの生暖かい臭い息なのだ。

考えたくないのに考えてしまう・・・・・いやだ。


ここに家を建てて暖房に風穴を利用すれば暖房費用が要らない。

とか考えてみたりしてみる。

おやじの臭い息暖房・・・・・・・いやすぎる。


弘法の井戸を横目で見つつ杉の木立の中、歩みを進める。

杉は枝祓いをしたわけでもないのに、不要な枝を自ら切り捨てる。

本来日本人は柴刈りで山を綺麗にしてきた。

今は野放図になっている山も昔は綺麗に手入れされていた。

山と日本人は共存関係にあった。

つづく

0 件のコメント: