(CX5)
足尾銅山観光には、なんと江戸時代の造幣局のジオラマがある。
最初は何故裸なのか分らなかったけど造幣局で納得。
なにせお金だからね。
何故か金山でわらじの話を思い出す。
三年根太郎だったけかなあ。
お金は鋳造なのでこのように最初は全てくっついている。
この状態を「枝銭」と言うんだ。
現存している古銭でもこの状態のものは大変珍しく高値がついていてる。
色々と工程はあるけどかいつまんで行くと、これは枝銭から切り離されたお金の大きさと重量を合わせる作業。
ここで規格に合わない者は弾かれる。
削られ規格に合ったお金は磨かれて、その後お湯で洗う。
そして完成品となったお金を最終点検する。
江戸時代なので当たり前なのだけど全て手作業だ。
そしてこれが枝線の実物。
足尾で作られていたのは足字銭なので、ここで作られた物じゃないのだろうけど。
ここにはあまり関係ないけどお金にまつわる物とか色々と展示してあった。
これは江戸時代の財布、巾着袋。
デザインが面白いし良い。
和同開珎って日本最古の貨幣なんだよね。
その他にも貴重な古銭が色々。
一両が四千文ってなんと中途半端な。
江戸時代は十進法使ってなかったのかな。
と言うか何進法使ってたのかなあ。
これがここ、足尾で作られた足字銭だ。
裏に足の刻印が目印。
所で母銭って何かと言うと、鋳造って原形の型をとって鋳造するよね。
枝銭の型を作る時にこの母銭を原型として型を作る。
当然みな同じ特徴を備えたお金となる。
特徴が違うお金は偽造銭なんだな。
よって、これで偽銭の流通を防いでいた。
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