2009年11月23日月曜日

かみつけの里

(cx1)
今かみつけの里に行って戻ってきたところなのだが、なかなかの迫力だった。
今から1500年ほど前に豪族の墳墓を再現した公園と博物館がある。
完全再現した八幡塚古墳は前方後円墳では数多の埴輪と玉石で構成されその規模は全長150mにも及ぶ長大なものだ。
そのスケールゆえ全体を捉えることはできず全体像を認識することはできない。
また、完全再現とはいえ5世紀の墳墓であるが故、失われた部分も多く推測の域を出ない部分もあるようだ。
この埴輪は戦士の埴輪で墳墓を守るという説のほか、当時の様子を伝えているのではという説もあるそうだ。


この当時は口語のみであり文字はまだなかった。
なぜ断言できるかというと、文字があるのであれば、これだけの出土品があれば必ず文字が刻まれているはずだが、文字の刻まれた埴輪は出土していないのである。

円筒埴輪は魔よけの柵との説が主流みたいだ角に朝顔型の埴輪が置かれていた。

棺は石棺で船形石棺と呼ばれている。
多くの埋葬品は既に盗掘されており僅かにその名残りをとどめるのみである。
この時代にはまだ仏教は伝わっておらず土着信仰である。
しかし、半島からの使者は渡来しており、墳墓、そしてきらびやかな埋葬品にその足跡を残している。

この石棺は復元されており復元された部分とオリジナルの部分が見て取れる。
この石棺の第一印象はスリッパか便所だった。
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