2015年6月19日金曜日

交通事故顛末記


 五月最後の日曜日私は天気が良いので4㎞ほど離れた公園に向かって自転車で走っていたんだ。

そして見通しの良い田圃の中の交差点に差し掛かった。

すると右折の軽トラックがいたので停止線前で停止したんだ。
この時点でどこからも車は来ていなくて私と軽トラのみなんだ。


軽トラは右折を開始、距離が距離だし私もまさかそんなに切り込んでは来ないだろうと思っていた。

しかし、あっという間に目前に迫る軽トラ。

私は左後方に押し出されるように飛ばされる。

擬音で表現するとこんな感じだ。
「カチカチカチ」ウインカー
「あっ」
「ぐぎょがげごがっ」グリグリと激しくぶつかる。
「うーっうーっ、っってーーーーー」轢かれた後の痛みと怒り。



私は道路脇にうずくまり、運転手に怒りの言葉を投げかける。

そして運転手に警察へ連絡するように要請する。
しかし運転手電話を持っていない。

道路の傍らに痛みをこらえながらうずくまる私が警察に連絡。
その間運転手は私に一万円を渡そうとする、いや警察に連絡を入れる前にだ。

「ふざけるな!人身事故を起こしておいてなんだその態度は」と私は激怒、声を荒げる。

そして警察到着現場検証をしてから病院に行く前に調書を取に警察へ。
私は腕と腰にダメージがあったのだがなんとか動けたし救急車を呼ぶほどでもなかった。

まあそれでも腕もかなり腫れていたし腰が痛くて歩くのに支障があった。

その日は病院でレントゲンを撮ってから帰宅したんだ。
お昼に家を出て帰って来たのは4時過ぎ、日曜日が潰れてしまった。

次の月曜日は腰も痛いし事故処理の書類とかなんだかんだの為に会社を休む。

まず自転車を自転車屋に持って行って見積もりを出してもらう。
これに時間が掛かって戻って来たのが午後2時前だ。
ここでかなり大きな違和感と疑念が涌いてくる。

そう加害者側の保険会社から連絡が来ないのだ。
外堀を埋めるべく加害者が使っていると言う保険会社に探りを入れてみる。

保険会社からは加入実績が無いと返答。
そこで私が加入している保険会社に相談してみる。
加害者と交渉するにもある程度知識が無いと不利になる可能性があるからね。

そうこうしている内に加害者から連絡が。
任意保険に加入していない、自賠責保険使えない耳が遠くて電話に出れないと。

嘘くさい何隠しているなと、そんな匂いがぷんぷんする。
そこで電話番号から住所を割り出し自宅に行ってみる。

一人で暮らしている様な事を言っていたが、家族の名前が表札にはある。

「これは家族に人身事故を起こしたこと知られたくないんだな」とピンとくる。
だったら任意保険入れよと。

ここでなんだかふつふつと怒りが湧いてくる。
「なぜ被害者の私がこんなに苦労して事故処理をしなくてはならいないのか」と。

しかも自己保身に走る被害者はなにもしていないのにだ。

ここで私も方針を切り替える。
幸い怪我の程度も大したことは無い、だったら迷惑料として加害者には金額的に多めに負担してもらうかと。

とりあえず必要経費と医療費、諸経費は忘れないように請求書に入れる。

それから私が加入している傷害保険金額を乗せる。
これは事故証明とレセプトが必要なのだが私が処理するより金額で上乗せした方が手っ取り早かったので。
手続きしたら赤字になるしね。

それから自転車が一番大物だ。
フレーム曲がったので使えないけど、普通に保険屋を通すと減価償却とか入れるとたいして戻ってこない。

任意保険入っていない加害者には迷惑料も合わせて新しい自転車全額負担で手を打とう。

まだもやもやしてるけど、6月8日やっと全てが終わった。

事故処理に費やした日数は2.5日だ。
相手が任意保険に加入していれば5時間ほどで終わったのに。(この分の時給は請求していないな)



ホントに「いい迷惑だ」




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